男性型脱毛症(AGA)は
思春期以降の男性に発症する脱毛症です。
全ての脱毛症の中で
最もメジャーと言っても過言ではなく
50代以降の有病率は40%にも上ります。
主な原因は、
DTH(ジヒドロテストステロン)です。
DTHは毛根の細胞に働きかけて
髪の毛の正常な発育を妨げる
作用を持つ男性ホルモンの一種です。
テストステロンが変化したものです。
DTHが多く分泌されると
太くコシのある髪の毛が少なくなり、
細く柔らかい髪の毛が
増えていってしまいます。
その結果として、髪のボリュームが減り
全体的な薄毛を引き起こします。
発症部位は
髪の生え際や頭頂部が中心となりますが
側頭部や後頭部に
発症することも少なくありません。
また、髪の生え際をメインに発症する人は
進行すると徐々に生え際が後退して
全体的な薄毛となることもあります。
円形脱毛症は、
髪の毛の一部がコインのような
円形状に脱毛する病気です。
基本的には髪の毛が生えない部位は
1箇所~数箇所に留まりますが、
頭皮全体に多発するものもあります。
また、頭皮だけでなく
全身の脱毛を引き起こすケースもあり
全体的な薄毛の原因となることも
少なくありません。
発症メカニズムは
良く分かっていない部分も大きく
リンパ球が毛包の細胞を
異物と認識して攻撃することが
原因と考えられています。
このため、近年では円形脱毛症は
毛包に対する自己免疫疾患と
捉えられています。
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